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真の働き方改革
進行中

今年度、MTPC※グループはMISSIONとして「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」を掲げました。これまでの創薬に特化した価値提供から、ヘルスケア全般に貢献することをめざします。その実現に向けては常にイノベーションの創出が求められ、社員一人ひとりが主体的な学びを深めながら変化に対応でき、生き生きとやりがいを持った健康な個人・組織の構築に向けた、多様で新しい働き方の実現が欠かせません。このコーナーでは「真の働き方改革」の取り組みを紹介します。 ※田辺三菱製薬

~三菱ケミカルグループとしての
取り組みを紹介!~

田辺三菱製薬㈱、三菱ケミカル㈱をはじめ
三菱ケミカルグループの社員が登壇しています。

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Vol.1

どのような働き方改革を目指すのか?

「真の働き方改革」の先には、イノベーションが常に創出され、社員一人ひとりが“成長感”と“達成感”をもって充実した状態でありたい。つまり社員一人ひとりが『ひらめき』と『きらめき』を生み出し、変化に対応できる“個人”と“組織”をめざして行きます。

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達成への取り組み

Digital Capabilltyの進化

まずはデジタルツールの展開と定着を2021年度の重点施策とおいています。個々人の業務に、デジタルを活用して効率化し業務を見直すことにより「時間」の創出をめざします。具体的には ①業務効率性の改善 ②場所・時間の壁を越えた良質なコミュニケーション ③エビデンスをベースとした判断 ④働き方の可視化、分析・改善を目的としたデジタルツールの導入を予定しており、単に導入するだけでなくしっかりと活用できるための支援も強化していきます。また、これまで展開してきたRPAをより一層活用することで、働き方の劇的な変革を図ります。そのために、RPA化可能業務の更なる探索、より高度なRPA開発者の育成、各部門での実装支援等を進めていきます。これらの取り組みにより、従業員一人ひとりがデジタルに強く、積極的に活用し、最も生産性の高い働き方ができている実感を持てる状態へと進化させます。

Innovative Worl Stlyeの新化

デジタルを活用し創出した「時間」を、主体的な学びやイノベーティブな時間へと新化させ、社員一人ひとりがハイパフォーマンスを発揮できる働き方の実現をめざします。それを支えるため ①時代の変化に即した人事施策を展開 ②オフィス改革など一人ひとりがパフォーマンスを発揮できるワークスタイルを選択 ③一人ひとりの主体的な社内外からの学びを支援することで、社員の成長を後押しします。

Engagementの深化

Innovative Work Styleが新化して、社員一人ひとりが成長を遂げても、組織として機能しなければMTPCグループの成長にはつながりません。社員がMTPCグループのビジョンに共感し、達成に向けて一丸となって取り組んでいる、エンゲージメントの高い状態をめざします。そのためには、社員が健康で働きがいを持ち、社員と会社の双方が成長に貢献し合う「つながり」を生み出していきたい。具体的には、社内コミュニティの活性、三菱ケミカルグループでの交流、副業・他社留学・ボランティアなどの社外アクセスの増強、MTPCグループで働くことに魅力を感じる価値を多面的に提供します。
※三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社を指します。

真の働き方改革進行中! Vol.1 【RPAの活用】
MTPC※グループでは、2019年から従業員が参加する自走型RPAの全社展開を開始し、製薬業界の中でも先進的な取り組みを続けてきました。現在RPAが当社でどのように活用されているか、その事例とともにご紹介します。

自走型RPA開発で現場を支える

自走型RPA開発とは、専門部署のプログラマーではなく、実際にRPAを利用する各部署の社員が、自ら学びながら自分の手でロボットを開発することです。業務を熟知している現場の人材が主体的にRPA開発を行うことで、現場のきめ細かなニーズに対応する開発と運用が可能になっています。

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MTPCグループでのRPAの現状(2021年5月現在)

  • ロボット開発数 285体
  • 累計削減時間 47,426時間
  • 開発者育成数 320人

今後の展望・メッセージ

これまでのシステムは専門家しかつくることができず、私たちユーザーは、専門家がつくったものを使うというのが当たり前でした。しかし、RPAを使えば、誰でも学びながら自分自身でロボットを開発することができます。皆さんも日々の業務の中で「この業務はもっと効率化できる」「この業務にかける時間を別のことに使いたい」と感じたことがあるのではないでしょうか。そのような、自分で思ったことを、自分で解決するために、自分でつくることができる、というのが自走RPAの強みです。社員の皆さん一人ひとりが本当にやりたいことをやるために、主体的にRPAを活用し、時間を創出することができます。そして、創出した時間を使って、もっと社員同士でコミュニケーションを取り、クリエイティブな仕事を行っていきましょう。RPA化推進事務局では、今後もさまざまなデジタルツールの展開や導入を検討している部署への支援を通して、これからの事業や業務に欠かせないデジタルテクノロジーを社員の皆さんが使いこなせる環境の整備に努めていきます。

田辺三菱製薬プロビジョン(株)ワークイノベーション部 S.Tさん
田辺三菱製薬プロビジョン(株)ワークイノベーション部
S.Tさん
※MTPC:田辺三菱製薬

Vol.2

社員一人ひとりが“成長感”と“達成感”をもった充実した状態をめざすための「真の働き方改革」。その達成のための取り組みである「Digital Capabilityの進化」と「Innovative Work Styleの新化」、「Engagementの深化」をVol.1で紹介しました。Vol.2では「Innovative Work Styleの新化」にあたるオフィス改革と「Digital Capabilityの進化」にあたるMyAnalyticsに焦点をあて、その取り組みを紹介します。

オフィス改革
柔軟な働き方に適したワークスペースの創出に向けて2021年8月、東京本社が三菱ケミカルグループの入居するパレスビルに移転しました。これを機に、本社・東京本社ともにABWをコンセプトとしたオフィス環境整備を実施しています。
今回は、オフィス環境整備の気になる中身をお伝えします。

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自分が一番成果を発揮できる場で仕事をしよう自分が一番成果を発揮できる場で仕事をしよう

1970年代のオフィスを思い浮かべてみてください。机の上にあるものは、タイプライターやノート、紙資料。PC作業が主流になっているいまとは全然違います。一方で、机と椅子の存在・配置だけはずっと変わっていません。コロナ禍でリモートワークが本格化するまで、決められた席に座って、決められた時間に仕事をするスタイルは、世の中の当たり前となっていました。近年、ABWという考え方が提唱されています。仕事の内容や目的に合わせて、仕事をする場所を多様な環境からワーカー自身が選んで働くスタイルのことです。「いかに最大の成果を発揮し、成長していくか」を考えると、必ずしも定められた場所がベストとは限りません。あるときは自宅、あるときはオフィス、あるときは図書館かもしれません。抱えている仕事の種類によっても、ベストな場所は異なるでしょう。

本社および東京本社のオフィス環境整備では、ABWを導入して、社員一人ひとりが一番成果を発揮できる場所を自らが選択できる働き方の実現をめざしました。ハイパフォーマンスを発揮することでやりがいや達成感も醸成され、エンゲージメントの深化にもつながると考えています。社員には、自分自身でよく考え、一番成果を発揮できる働き方をつくり上げてほしいと思います。仕事はこうあるべきという固定観念、入社以来の働き方、社内外の関係、MTPCという枠。このオフィス改革を機に、枠にとらわれず、新しいことにチャレンジしていければと思っています。個人の成長の先に組織、会社の成長があるはずです。あくまで今回の取り組みはきっかけであり、主体的な変化が更なるSHINKAの鍵になると考えています。そのために私たちは、人事制度やインフラ整備、IT環境など、最大限の支援を行います。オフィス改革に終わりはありません。今後も社員のニーズをくみ取りながら、社員一人ひとりが生き生きとやりがいをもって働ける環境を整備していきます。

総務部 M.D.さん
総務部
M.D.さん

My Anarytics
働き方可視化ツールで業務を効率化MyAnalyticsは自分の働き方を可視化してくれるツールです。業務中の時間の使い方やコラボレーションの習慣を知ることは、自分自身の働き方改革のきっかけとなります。
今回は、MyAnalyticsの便利な機能とその見方を紹介します。

MyAnalyticsってどんなもの?

MyAnalyticsでは、過去4週間の自分の時間の使い方(集中できる時間が確保されているか)や、コラボレーション習慣(会議やメールの量、上司/部下とのコミュニケーション頻度など)がダッシュボードで可視化されます。「フォーカス」「ウェルビーイング」「ネットワーク」「コラボレーション」の切り口で分析され、AIによる改善提案が出されます。自分の働き方の課題を把握するため、定期的に(1-3カ月に1回程度)確認し、自分らしい働き方改革を考えるため、そして改革の効果を実感するための活用ツールです。

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働き方のシンカ 成果が最大化できる多様な働き方を考えよう

一人ひとりが携わる業務やプロジェクトの状況、職位などの違いにより、個々に最適な働き方は異なります。各自/各部署で理想的な働き方に近付くために、MyAnalyticsからの気付きを元に行動を変え、「メリハリ」「スピード感」「信頼感」のある働き方をめざしています。

メリハリ、スピード感、そして信頼感のある働き方をメリハリ、スピード感、そして信頼感のある働き方を

メール対応に追われている、会議が多すぎて自分の時間がとれていない、ちょっとした相談ができていない。もしそんな状態がMyAnalyticsのデータから見て取れたら、ぜひ行動を変えてみるよう呼びかけています。チャットや「いいね」の活用でメールを減らしてみたり、自分の業務を優先する時間と対話を優先する時間とを計画的に確保したりといった工夫ができると思います。私は会議やメールチェックをしないフォーカス時間を毎日1時間設けることにしました。問い合わせ対応で細切れになっていた業務の効率化を実感しています。また、これまで会議続きでできていなかった会議の準備や振り返りにもフォーカス時間を使い、会議の質を向上させることで、周囲の方の働き方改革にもつながっていると思います。社員にも、ぜひ自分らしい働き方のシンカを実践してほしいと思っています。

ICTマネジメント室 Y.Y.さん
ICTマネジメント室
Y.Yさん
(総務部働き方改革推進室と兼務)

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