私は新しい分子様式として期待される核酸医薬品の研究を行っています。新規技術に関する研究ですので、日々の実験が失敗と考察、発見の連続です。私は実験で得られたデータを徹底的に解析し情報を抽出することで、ベストな状態で他部門にバトンタッチできるよう心がけています。このような努力の積み重ねが、“患者さんの豊かな暮らしに貢献する“というゴールへと続く道だと信じ研究を行っています。また、私たちが研究に取り組んでいる間にも、世界で科学は止まることなく進歩しています。文献調査や学会参加、共同研究など、世界最先端の情報をインプットしながら、サイエンスを磨き、医薬品創成に向け進化し続けています。

世界最先端の情報を取り込み、
自身の専門性という枠にとらわれずに進化することで、
新しい知見や考察を得られるようになりました。

プログラミングやインフォマティクスなど、自分がもともと専門ではなかった分野の知識も積極的に学び、データを徹底的に解析するように心がけています。その結果、データを眺めているだけでは見えてこなかった新しい知見や考察を得ることができるようになってきました。また、既存システムの効率化などにも取り組み、研究効率の加速化に貢献しています。医薬品業界を取り巻く環境は日々刻々と変化しています。このような変化の中であっても自身の専門性を磨き続けることは重要ですが、枠にはとらわれすぎずに、その専門性を広げながら進化し続けることが、患者さんのもとに革新的な医薬品を届ける一番の近道だと考えています。これからも世界最先端の情報を常に取り込み、この分野の専門家として医薬品の開発に貢献していきます。