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ニュースリリース AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」への採択について

2023年6月16日

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:辻村明広、以下「田辺三菱製薬」)は、田辺三菱製薬グループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるMPヘルスケア ベンチャーマネジメント(MP Healthcare Venture Management, Inc.、以下「MPH」)が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」)が実施する「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」(以下、「本事業」)において、認定ベンチャーキャピタル(認定VC)に採択され、6月16日、AMEDと契約を締結したことをお知らせします。国内大手製薬企業のCVCとして、初めての採択となります。

新薬の開発には多額の資金を要しますが、我が国の創薬ベンチャーは、欧米等と比較して、必要な開発資金を円滑に確保しづらいのが現状です。本事業は、創薬ベンチャーの大規模な開発資金の供給不足を解消することを目的にAMEDが実施する事業です。創薬に特化したハンズオンによる事業化サポートを行うベンチャーキャピタルを認定した上で、その認定VCによる出資を要件として、創薬ベンチャーが実施する実用化開発を支援するものです。

MPHは、主に神経、免疫炎症、がん領域を対象とした新規治療を開発する日米欧のスタートアップに投資し、それらの事業活動を支援しています。日本の創薬ベンチャーとしては、2021年からリベロセラ株式会社およびエディットフォース株式会社に投資しています。

MPHは、これまで主に欧米で培ってきた有望なスタートアップへの投資を通じた育成経験を、日本の創薬ベンチャーエコシステムの強化にさらに活かしていきたいという考えから、本事業の認定VCに応募し、AMEDでの審査の結果、この度採択されました。

2年間の契約期間において、日本国内の有望な創薬ベンチャーと共に本事業の採択課題に選定されることをめざしていきます。採択課題に選定されれば、創薬ベンチャーが行う非臨床試験、第1相臨床試験、第2相臨床試験、探索的臨床試験について、MPHの出資額の最大2倍の補助金をAMEDから助成されることになります。

田辺三菱製薬グループは、本事業を通して日本の創薬エコシステムの強化に貢献し、病と向き合うすべての人に希望ある選択肢を提供していきます。


創薬ベンチャーエコシステム強化事業について

創薬ベンチャーエコシステム強化事業*

令和5年度 「創薬ベンチャーエコシステム強化事業(ベンチャーキャピタルの認定)」(第2回)におけるベンチャーキャピタルの採択について*

  • *国立研究開発法人日本医療研究開発機構ホームページ
MPヘルスケア ベンチャーマネジメント(MP Healthcare Venture Management, Inc.) について

MPHは米国ボストンを拠点にヘルスケアの起業家や投資家と協力し、新しい技術と治療法の開発を支援しています。主に日米欧の最新のサイエンスに基づく新規治療薬、プラットフォーム技術を開発しているシードおよび初期段階のスタートアップに投資しています。現在の注目疾患領域は神経変性疾患、免疫疾患、がん、および希少疾患です。MPH は田辺三菱製薬の100%子会社であるMitsubishi Tanabe Pharma America, Inc.(ミツビシ タナベ ファーマ アメリカ)の100%子会社です。これまでの投資実績など詳細は、 https://www.mp-healthcare.com/ をご覧ください。

お問い合わせ先

三菱ケミカルグループ コーポレートコミュニケーション本部 大阪コーポレートコミュニケーション部 TEL:06-6205-5119

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