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ニュースリリース 2型糖尿病治療剤「泰里安/TENELIA」の中国におけるプロモーションについて天津田辺製薬有限公司が鈴謙(深圳)医薬有限公司と委受託契約を締結

2021年12月22日

 田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:上野 裕明、以下「田辺三菱製薬」)の連結子会社である天津田辺製薬有限公司(本社:中華人民共和国天津市、以下「天津田辺」)は、鈴謙(深圳)医薬有限公司(本社:中華人民共和国深圳市、董事長:毛 明川、以下「スズケン深圳社」)と、2型糖尿病治療剤「泰里安/TENELIA」(一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩、日本製品名「テネリア®20mg」)について、中国における独占的プロモーション委受託契約を、20211222日に締結しました。

 中国は世界最多の約12千万人*の糖尿病患者を抱え、世界の糖尿病患者総数の30%近くを占めており、今後も増加すると推計されています。田辺三菱製薬および天津田辺は、20192月に他社とプロモーション委受託契約を締結しましたが、中国医薬品市場の環境変化に伴い契約を解消し、この度、スズケン深圳社と新たに契約を締結しました。

 本剤は、田辺三菱製薬が創製した、初の日本オリジンのDPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ4)阻害剤であり、11回の経口投与によって、毎食後の血糖ならびに空腹時血糖を改善する効果が認められています。また、腎機能障害および肝機能障害の程度に応じた用量調整が不要であり、幅広い糖尿病患者さんに使用されています。

 なお、本剤の中国における医薬品販売承認取得者となる田辺三菱製薬は、当社開発子会社である田辺三菱製薬研発(北京)を申請代理機構として医薬品販売承認申請をしておりましたが、202183日に中国当局より承認を取得しました。

 田辺三菱製薬グループとスズケン深圳社は、世界第2位の医薬品市場である中国を重要な市場と捉えており、両社の戦略的提携により、糖尿病治療において新たな治療の選択肢を提供することで、中国の糖尿病患者さんに貢献していきます。


*2019年。出典:IDFInternational Diabetes Federation/国際糖尿病連合)


■天津田辺製薬有限公司について
天津田辺製薬有限公司は、1993年に中華人民共和国天津市に天津力生製薬との共同出資により設立し、中国での医薬品の製造および販売を展開しています。田辺三菱製薬グループの中国における中核企業として、循環器用薬や消化器用薬、アレルギー治療剤などを中心に、中国国内の患者さんへ田辺三菱製薬ブランドの高品質な医薬品を製造・販売することによって中国の医療ニーズに貢献することをめざしています。

■鈴謙(深圳)医薬有限公司について
EPS益新集団(本社:中華人民共和国蘇州市)と株式会社スズケン(本社:愛知県名古屋市)の合弁会社で中国における医薬品の販売・流通・仲介業務を行なっています。

■EPS益新集団について
EPS益新集団は、EPSグループが中国で健康産業の発展に注力している企業群の総称です。『日中をつなぐヘルスケア産業の専門商社』を目指し、医薬品事業、医療機器事業、CRO事業、投資事業などを展開しています。201610月、株式会社スズケンの出資を受け入れ、益新は新たな飛躍の機会を迎えました。益新グループの医薬品事業は、中国市場に立脚し、医薬の研究開発から、製造、販売およびアフターサービスを含むバリューチェーンを構築するとともに、日本から優れた新薬やジェネリックも積極的に導入し、中国本土でのその後の開発、臨床試験および上市後の販売を支援しています。これによって自らの製品ラインを拡充し、製品・サービスと共にビジネスモデルのイノベーションを追い求め、健康産業の発展に貢献していきます。


本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ

田辺三菱製薬株式会社 コミュニケーションクロスローズ部 TEL:06-6205-5119

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