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ニュースリリース 小野田事業所研究棟 竣工 -生産とCMC研究機能を連携・融合した「モノづくり集合体」へ-

2021年8月2日

 田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:上野 裕明、以下「当社」)は8月2日、連結子会社である田辺三菱製薬工場株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:鈴木 彰)の小野田事業所(山口県山陽小野田市)内に建設を進めてきましたCMC*機能の新研究棟(CMC Innovative laboratories、以下「CIL」)を竣工しました。

 これに伴い、2021年10月に当社のCMC研究機能を大阪からCILに移転します。CILを拠点として、小野田事業所にある生産機能と連携・融合した「モノづくり集合体」として、効率的に高品質な医薬品安定供給に貢献します。また、中期経営計画21-25で取り組む新規モダリティにおける製法・品質試験法確立・製剤化の効率化と、サプライチェーン体制の早期実装を実現し、開発から上市に至るシームレスな医薬品の供給体制を構築します。さらに、生産コスト低減に加え、省エネルギー化や廃棄物削減に大きく貢献する医薬品原薬製造におけるフロー合成や、固形製剤製造における連続生産の技術開発を加速させ、早期実用化をめざします。

 当社は、病と向き合うすべての人に希望ある選択肢を届けるために、CILより新しい価値・イノベーションをグローバルに生みだし続ける会社として更なる飛躍をめざしていきます。

<CIL外観>
<CIL外観>

CILの特長
  • 1階、共有ゾーンのエントランスホールは展示スペースや対話スペースを有し、中央に高さ2.8m×幅7.6mの壁面ガラスアートを配置して、山陽小野田市のガラス文化との協奏を表現。
  • 2階~5階、オフィス・ラボゾーンにおけるオフィスとラボを隣接させた効率的動線とエリア間の大型ガラス窓は、視認性や一体感を向上させ、研究意欲を高める。
  • オフィスエリアの3層をつないだ開放的な吹抜階段は、フロア間のスムーズな移動を促し、動線に沿って配置した打合せスペースが偶発的なコミュニケーションを誘発。
  • オフィスにはフリーアドレスを採用し、多様な働き方の促進とコミュニケーションの活性化、PJチーム編成に柔軟に対応したワークスタイルを実現。
  • LED照明、高効率熱源機器、高効率空調機、低風量型ドラフトチャンバーの採用や換気送風量制御などの様々な省エネルギー対策を実施(CASBEE**「Aクラス」相当の環境性能)。
  • * Chemistry, Manufacturing and Controlの略。原薬の製造法および製剤化の研究、原薬および製剤の品質を評価する分析研究などの医薬品製造および品質を支える統合的な研究のこと。
  • ** Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency:建築環境総合性能評価システム)

CILの概要

所在地 : 山口県山陽小野田市大字小野田7473-2
着工 : 2020年5月
竣工 : 2021年8月2日
建物規模 : 地上6階建(30.7m)
建物面積 : 2,062㎡
延床面積 : 9,883㎡
総 工 費 : 約40億円
設計・施工: 株式会社竹中工務店
コンストラクションマネジメント : 日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社


本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ

田辺三菱製薬株式会社 コミュニケーションクロスローズ部 TEL:06-6205-5119

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