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ニュースリリース 新型コロナウイルス感染症の治療に応用可能な中和抗体に対する慶應義塾大学医学部との共同研究契約を締結
2021年2月18日
田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:上野 裕明、以下、「当社」)は、2月17日に、慶應義塾大学医学部と、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療に応用可能な中和抗体に対する共同研究契約(以下、「本契約」)を締結したことをお知らせいたします。
慶應義塾大学医学部リウマチ・膠原病内科学教室の竹内勤教授および竹下勝特任助教は、他グループとの共同研究により、COVID-19から回復した患者さんの免疫細胞の遺伝子解析から、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する中和抗体を複数取得しています。当社と慶應義塾大学医学部は、本契約にもとづき、これらの候補抗体を、COVID-19の治療薬として活用できるよう、共同研究を進めていきます。
田辺三菱製薬グループは、カナダの連結子会社であるメディカゴ社におけるCOVID-19の感染予防をめざしたワクチンの開発などを通して、COVID-19の感染予防に取り組んでいます。本契約を通して、COVID-19の治療にも取り組むことにより、喫緊の社会課題の解決に、より一層貢献していきます。
慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科学教室について
慶應義塾大学医学部リウマチ・膠原病内科学教室では、関節リウマチなどの自己免疫疾患に対する診療および研究を行っています。主要な研究テーマの一つとして免疫担当細胞の遺伝子情報から人工的に抗体を作成する技術を確立し、それを用いて患者さん由来の自己抗体の詳細解析を行っています。2020年4月に慶應義塾大学医学部、および慶應義塾大学病院が一丸となってCOVID-19を克服するための「慶應ドンネルプロジェクト」が立ち上がり、その中の一つとしてSARS-CoV-2に対する中和抗体作製に取り組んでいます。
田辺三菱製薬株式会社 広報部
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