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ニュースリリース 中国の国家薬品監督管理局が2型糖尿病治療剤(泰里安/TENELIA)の申請を受理
2019年9月24日
田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:三津家正之、以下「田辺三菱製薬」)は、2型糖尿病治療剤「泰里安/TENELIA」(一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物、日本製品名:「テネリア®錠20mg」)を、当社の中国における開発子会社である田辺三菱製薬研発(北京)を通じて中国の国家薬品監督管理局に申請し、このたび申請が受理されましたのでお知らせします。
本剤は、田辺三菱製薬が創製した日本オリジンのDPP-4(Dipeptidyl Peptidase-4)阻害剤であり、1日1回投与によって毎食後の血糖ならびに空腹時血糖を改善する効果が認められています。また、腎機能障害および肝機能障害の程度に応じた用量調整が不要であり、幅広い糖尿病患者さんに使用されています。
中国は世界最多の約1億2千万人*(2017年)の糖尿病患者を抱え、世界の糖尿病患者総数の30%近くを占めており、今後も増加するとされています。
田辺三菱製薬の中国における製造販売子会社である天津田辺製薬有限公司(以下、「天津田辺」)はServier (Tianjin)Pharmaceutical Co., Ltd.(以下、「セルヴィエ天津」)と2019年2月にプロモーション委受託契約を締結しました。天津田辺は、中国において糖尿病領域専属MR約700人を有しているセルヴィエ天津と連携して「泰里安/TENELIA」の早期の市場浸透、製品価値最大化を推進してまいります。
当社は、世界第2位の医薬品市場である中国において新たな糖尿病治療の選択肢を提供することで、中国の患者さんに貢献してまいります。
- *IDF(International Diabetes Federation/国際糖尿病連合)
- テネリア(中国製品名:泰里安/TENELIA)について
- 2型糖尿病治療剤「テネリア」(一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物、日本製品名:「テネリア®錠20mg」)は、日本では、2012年6月に承認、2013年12月に効能一部変更承認され、韓国では、ビグアナイド系薬剤との併用療法で2014年4月に承認されています。今回、申請を行った中国のほか、アセアンの国々でも開発を進めています。
- 田辺三菱製薬研発(北京)有限公司について
- 田辺三菱製薬研発(北京)有限公司は、2006年に田辺三菱製薬が中国北京市に設立した100%子会社であり、中国での医薬品の販売承認取得に向けた自社主導による臨床開発を展開しています。田辺三菱製薬グループの中国における重要な拠点として新薬の開発、承認取得による中国での事業展開を推進し、企業価値向上をめざしています。
- 天津田辺製薬有限公司について
- 天津田辺製薬有限公司は、1993年に中国天津市に天津力生製薬との共同出資により設立し、中国での医薬品の製造および販売を展開しています。田辺三菱製薬グループの中国における中核企業として、循環器用薬や消化器用薬、アレルギー治療剤などを中心に、中国国内の患者さんへ田辺三菱製薬ブランドの高品質な医薬品を製造・販売することによって中国の医療ニーズに貢献することをめざしています。