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ニュースリリース ~炎症性腸疾患領域での戦略的な基盤強化~ 田辺三菱製薬は「ステラーラ®」のクローン病適応について ヤンセンファーマとコ・プロモーション契約を締結
2017年2月3日
田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:三津家 正之、以下「田辺三菱製薬」)は、このたび、ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・フウリガン、以下「ヤンセン」)が国内において申請中のヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体製剤「ステラーラ®皮下注45mgシリンジ(一般名:ウステキヌマブ)」のクローン病適応及び製造販売承認申請中の点滴静注製剤について、ヤンセンとコ・プロモーション契約を締結しました。
本契約に基づき、ヤンセンが本適応の承認を取得後、ヤンセンが販売を行い、医療機関への情報提供活動については両社共同で実施します。
田辺三菱製薬は、2002年5月より、クローン病の治療薬として点滴静注製剤の「レミケード®」を販売していますが、今後は「レミケード®」とともに、作用機序が異なる「ステラーラ®」の情報提供活動を併せて行うことで、クローン病の治療に新たな選択肢を提供していく予定です。
また、田辺三菱製薬とヤンセンは、2011年9月より、関節リウマチの治療薬として皮下注製剤の「シンポニー®」の販売で提携しており、昨年4月より、田辺三菱製薬が販売し、医療機関への情報提供活動については両社共同で実施しています。「シンポニー®」は、国内において「潰瘍性大腸炎」の適応追加を申請しており、承認取得後は同様の枠組みでの販売を予定しています。
田辺三菱製薬は、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)の領域において、クローン病の適応では「レミケード®」、「ステラーラ®」、潰瘍性大腸炎の適応では「レミケード®」、「シンポニー®」を展開することで、同領域における基盤を戦略的に強化し、患者さんのQOL向上と治療に貢献していきたいと考えています。
- クローン病について
- 主に、小腸や大腸などの腸管壁に炎症や潰瘍などができる慢性の炎症性疾患で、消化管だけでなく全身にさまざまな合併症が発生することもあります。緩解(症状が落ち着いている状態)と、再発・再燃を繰り返し、長い経過のなかで徐々に病気が進行します。原因不明で根本的な治療法が確立されておらず、厚生労働省「特定疾患治療研究事業」の対象疾患である難病に指定されています。
- 炎症性腸疾患領域における田辺三菱製薬の情報提供活動
- 田辺三菱製薬の概要
田辺三菱製薬は、1678年に創業、日本の医薬品産業発祥の地である大阪の道修町に本社を置き、医療用医薬品事業を中心とする国内上場企業としては最も歴史ある老舗企業です※。「医薬品の創製を通じて、世界の人々の健康に貢献します」という企業理念のもと、中期経営計画16-20では「Open Up the Future-医療の未来を切り拓く」をキーコンセプトと定めました。重点疾患領域である「自己免疫疾患」「糖尿病・腎疾患」「中枢神経系疾患」「ワクチン」を中心に、アンメット・メディカル・ニーズに応える医薬品の創製を通じて、世界の患者さんの健康に貢献していきます。http://www.mt-pharma.co.jp/
※東京商工リサーチ調べ