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ニュースリリース 新しい作用機序を有するC型慢性肝炎治療薬 抗ウイルス剤「テラビック®錠250mg」の国内における製造販売承認取得について

2011年9月26日

 田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:土屋 裕弘)は、国内において臨床試験を進め、本年1月26日に製造販売承認申請を行ったC型慢性肝炎治療薬「テラビック®錠250mg」(一般名:テラプレビル、開発コード:MP-424)について、本日、製造販売承認を取得しましたので、お知らせいたします。

 本剤は、米国ヴァーテックス社が創製した抗ウイルス剤であり、C型肝炎ウイルス(HCV)の複製に関与するNS3-4Aセリンプロテアーゼを阻害することにより、HCVの増殖を抑制するファースト・イン・クラスの経口のC型慢性肝炎治療薬です。

 この度、当社が製造販売承認を取得した本剤を含む3剤併用療法(テラプレビルペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)リバビリン)は、従来の2剤併用療法と比較して、ジェノタイプ1のC型慢性肝炎患者さんに対し、治療効果の改善と治療期間を短縮できることが確認されました。また、従来の治療で再燃した患者さんや無効であった患者さんにおいても有効性が認められました。なお、臨床試験における主な副作用としては、ヘモグロビン量の低下や皮膚症状が認められています。

 テラプレビルを含む3剤併用療法は、C型慢性肝炎の患者さんに対し、新たな治療機会を提供するとともに、C型慢性肝炎の治療に大きな役割を果たすものと期待しております。なお、当社は、今後予定される本剤の薬価基準への収載の後、本剤を速やかに発売できるよう準備を進めてまいります。また、発売後は、本剤の有用性が適切に示されるよう、適正使用の推進に取り組んでまいります。

 当社は、アンメット・メディカル・ニーズを満たす医薬品の研究開発と安定供給を通じ、患者さん並びに医療関係者の皆様方のご期待にお応えするとともに、新薬の創製を通じて、世界の人々の健康に貢献してまいります。

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