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ニュースリリース 注射用ニューキノロン系抗菌製剤「パシル®点滴静注液 1000mg」「パズクロス®点滴静注液 1000mg」10月13日新発売のお知らせ
2010年10月12日
大正富山医薬品株式会社(本社:東京都、社長:大平 明、以下「大正富山医薬品」)と田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪府、社長:土屋 裕弘、以下「田辺三菱製薬」)はそれぞれ、注射用ニューキノロン系抗菌製剤「パシル®点滴静注液 1000mg」「パズクロス®点滴静注液 1000mg」(一般名:パズフロキサシンメシル酸塩)を10月13日に新発売いたします。
両社は、2002年9月から「パシル®点滴静注液 300mg ・500mg」「パズクロス®点滴静注液 300mg ・500mg」を販売しておりますが、2010年7月23日に承認された効能・効果、用法・用量の一部変更※にあわせ、新たに「1000mg」バッグを追加いたしました。
近年、医療現場で問題となっている重症・難治性感染症に対して、安全性を確保した上で本剤を増量して使用したいとの日本化学療法学会からの要望を受け、富山化学工業株式会社(本社:東京都、社長:菅田 益司、以下「富山化学工業」)と田辺三菱製薬が、「1000mg」バッグを共同で開発いたしました。「1000mg」バッグの発売により、医療現場における利便性及び簡便性の向上にも貢献できるものと考えております。
「パシル®点滴静注液 1000mg」「パズクロス®点滴静注液 1000mg」は、「300mg」および「500mg」規格と同様にそれぞれ富山化学工業と田辺三菱製薬が製造を行い、販売については大正富山医薬品と田辺三菱製薬の2社がそれぞれ行います。
*効能・効果、用法・用量の一部変更内容
効能・効果:
適応症として「敗血症」、適応菌種として「肺炎球菌」が追加
用法・用量:以下の内容が追加
敗血症、肺炎球菌による肺炎、重症・難治性の呼吸器感染症(肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染に限る)の場合
通常、成人にはパズフロキサシンとして1日2000mgを2回に分けて点滴静注する。
点滴静注に際しては、1時間かけて投与すること。
「パシル®点滴静注液 1000mg」「パズクロス®点滴静注液 1000mg」の概要は以下の通りです。
<製品の概要>
販売名 | 「パシル®点滴静注液 1000mg」「パズクロス®点滴静注液 1000mg」 |
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一般名(※) | パズフロキサシンメシル酸塩 |
効能・効果(※) | <適応菌種> パズフロキサシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、レジオネラ属、バクテロイデス属、プレボテラ属 <適応症> 敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎 |
用法・用量(※) | 通常、成人にはパズフロキサシンとして1日1000mgを2回に分けて点滴静注する。なお、年齢、症状に応じ、1日600mgを2回に分けて点滴静注するなど、減量すること。 点滴静注に際しては、30分〜1時間かけて投与すること。 ●敗血症、肺炎球菌による肺炎、重症・難治性の呼吸器感染症(肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染に限る)の場合 通常、成人にはパズフロキサシンとして1日2000mgを2回に分けて点滴静注する。 点滴静注に際しては、1時間かけて投与すること。 |
包装 | 200mL×10袋 |
薬価 | 1000mg200mL1キット:2,750円 |
製造販売承認取得者 | 「パシル®点滴静注液 1000mg」:富山化学工業 「パズクロス®点滴静注液 1000mg」:田辺三菱製薬 |
承認取得日 | 2010年7月23日 |
薬価収載日 | 2010年9月17日 |
発 売 日 | 2010年10月13日 |
大正富山医薬品株式会社
総務部 広報担当
TEL : 03-3985-8100
田辺三菱製薬株式会社